めまいを訴える人は非常におおいのですが、
①命に係わる重大な疾患がまれにひそむ
②命に関わらない場合でも吐気、嘔吐を伴うことで生活制限が非常に大きい
③ ①②でなくとも心因反応を引き起こし、症状が長引いてしまう。
こうしたことがこの症状の主な問題となっている。
命に関わる重大な疾患とは通常、脳卒中による症状となる。めまいだけでなく、歩行できない、感覚の異常がある、麻痺がある、しゃべりにくいなどを伴うことが多い。脳卒中でない場合は耳鼻科的疾患の可能性であるが、天井が回転する場合に耳鼻科的疾患を疑う。（脳卒中でも天井が回転する場合がある）メニエル病、良性頭位変換性めまいなどの疾患となる。それらの疾患でない場合、原因までたどりつけないケースが多いが、こうした場合でも自律神経の不調が関与した症状であることが多い。頭痛や肩こりを併発している場合は星状神経節ブロックと言う治療法が効果を示すことで、頭痛、肩こりと言った症状を緩和することが多いため巡り巡ってめまいも緩和することが期待できます。