筋筋膜性腰痛(ぎっくり痛)

消炎鎮痛薬で経過をみたり、神経ブロックを行います。3~7日程度で改善します。歩行動作、起き上がり動作時時の痛みを我慢できなほどの場合、あるいは仕事などでできるたけ早く改善させたい場合は硬膜外ブロック 腰神経叢ブロック等の神経ブロックが非常に有効です。マッサージ、湿布、痛み止めよりも強力な治療効果があります。

症状

前屈時に腰痛がある場合は 腰椎を支える多裂筋と言う筋肉のこわばりの症状が原因の場合が考えられます。通常は7日以内に痛みが治まります。しかし症状が出現して3日以内は歩行動作、起き上がり動作などがつらい状況となります。

原因

ぎっくり腰とは急激におこる腰痛のことで、本来は椎間板ヘルニアなどの腰椎疾患も含まれるのですが、特に多いケースが腰周囲の筋肉、筋膜に炎症が引き起こす強い腰痛であす。ぎっくり腰を筋肉由来の腰痛を表現することが多いです。不用意に体をひねったり、前屈みになったりした後に筋肉が損傷します。損傷事態は軽微でも筋肉がこわばりむくみ、筋肉の間をすりぬける神経を圧迫するため痛みを感じる。痛みが筋肉のこわばりを増強すると言う悪循環もあります。

予防 対処法

3~7日程度で著しい痛みが緩和傾向になることが多いです。腰の筋肉に負担がかかる前屈み動作は痛みを継続させますが、かといって3日以上の安静はかえって別の腰痛を引き起こします。3日間はベッド上安静ではない日常生活を送りながらも腰の筋肉の負担をかからない姿勢で生活するようにしてください。負担がかかっている腰の筋肉のストレッチ、マッサージが効果的ですが、腰周囲の筋肉は大きく深い位置にあるためマッサージでは十分に痛みが緩和しないかもしれませんが、時間の経過でよくなります。仕事でお困り、生活制限が強くお困りの場合は神経ブロックがかなり有効です。ぎっくり腰は繰り返すことが多いので、症状が緩和してから 腹筋を鍛えると腰痛の予防効果があります。ただし鍛えるのは腹横筋と言うインナーマッスルであり、鍛える方法はプランクを行うといいです。(学生時代にやったクランチは腹直筋などのアウターマッスルや腸腰筋を鍛える運動であり、腰痛予防効果が小さい、あるいはかえって腰痛を引き起こすもともあり注意が必要です。)7日以上腰痛が持続する場合は筋肉のこわばり以外の要素があると考えてください。

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