肩こり

肩こりが酷いと、吐気や頭痛を伴ってしまうこともあります。そういった頑固で悩ましい肩こりに対して当院では星状神経節ブロック、肩甲背神経ブロックなどの神経ブロックを行います。

症状

肩甲挙筋、僧帽筋などの首から背部にはしる筋肉の緊張が持続することで肩こりが生じます。肩と言っても肩関節ではもちろんなく、むしろ首と肩関節の中間から首にかけての首周囲の筋肉の緊張を「肩こり」と表現します。ストレートネックと言う頸椎の理想より前傾の姿勢でおこる両側の症状が多いです。片側のみの場合は頸椎からでている神経の刺激症状から起こっている場合もあります。首周囲だけでなく、腕まで症状があると頸椎症性神経根症と言う病態と説明することになります。

予防 対処法

肩甲骨を動かす体操、運動をすることで首周囲の筋肉の血流が改善し症状が緩和します。頚椎症による症状の場合は、筋肉の症状ではなく、神経症状と言うことになるため体操、マッサージでは改善しにくことになります。首の後屈によって症状が悪化する場合があるため、上と向く姿勢を長時間とらないようにします。また高級まくらを使用しても改善しないことが当然予想されます。睡眠時の首の角度が問題となりますが、つまり寝具の質より枕の高さによって症状に影響します。枕の下にタオルをひとつ折でしく、二つ折でしくと言った高さ調整をして自分にあった枕の高さをみつけることが必要となります。

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