50肩

肩の痛み

原因が50肩の場合が非常に多いですが、肩と同側の首の痛みや肩甲骨内側の痛み、腕の痛みがある場合は、頸椎の変性による神経痛(頸椎症性神経根症)が併存している可能性あります。肩周囲の筋肉が緊張しているため、緊張をとる治療と固くなった肩関節内に薬物を注入し肩関節の動きを少しずつ改善する治療を行います。

症状

服を着替えるのがつらい
腕を挙げると痛い
お尻に手をやれない
寝返りで肩に痛みが走り起きてしまう
寝るとき肩周囲が痛くて腕の置き場がない
特に寝返り時の痛み、寝るときの痛みは非常に悩ましいことになります

着替え時の痛みがるときは、睡眠時の痛みに発展しないように治療開始する必要があります。発症して2週間以内であれば、関節内に炎症をおさえる薬剤を注入することで早期に痛みが和らぎます。1か月以上経過してしまうと、関節が固くなり拘縮と言った状態になってしまうため改善させるのに非常に手こずります。自然に治る病気なので治療を受けなくても問題ありませんが、睡眠障害の原因になってしまうといつか治るが数年治るのに時間がかかることもあるため悩みが深刻になります。着衣がつらい痛みや寝返り時の痛みが発生した場合は、睡眠時障害に発展する前に医療機関に掛かることをお勧めいたします。

また頸椎症性神経根症でもまったく同様の痛みが起こります。これも時間の経過で改善することが期待できますが、50肩よりは経過が複雑ですので、同側の頸部痛、肩甲骨内側の痛み、腕の痛みがある、親指にしびれがある場合は頸椎症としての診療なしでは経過が非常に手間取ることがあります。

予防 対処

肩関節の柔軟性がなくなってしまっている状態です。入浴時には体温上昇自体が少なくなる生理的な神経の反応があり、また筋肉も和らなくなりリハビリに最適な場です。眠れない痛みの改善には肩関節を外に回旋したり内に回旋する運動が必要となります。お尻に手をやると痛い人は、背中側で左右手を握り合わせて頭側に持ち上げる運動リハビリと痛み

ある肩側の肘を脇に付けて肘を直角に前方にだし外に回旋する運動リハビリを行います。(腕の挙上制限は睡眠障害の要素しては少ないめ後回しにます。)

うがいをすると肩に痛や、肩甲骨内側にいやな感じがるときは頸椎症性神経根症を考えます。枕の高さを普段よりやや高めにします。

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